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夫の浮気発覚。辛いですよね。夫が憎いと思うこともあれば、自分を責めてしまうこともあるでしょう。夫の言うことを信じたいけれど、どうすれば良いのか分からない…
このページをご覧になっているということは、浮気・不倫問題で悩んでいると思います。これから立ち向かおうと思っても、頭が混乱してしまっているかもしれませんね。
それでもあなたは、行動を起こしました。何事も最初の一歩が最もエネルギーが必要なんです。インターネットで調べるのも、立派な第一歩です。あなたは、もう前に進み出しています。
あなたは、幸せになるために生まれてきたんです。そのことを忘れないでください。
そうは言っても、他人を思い通りに動かすことはできません。あなたがコントロールできるのは、自分の行動だけです。解決のために行動をすると、今決めてください。
当ページには、あなたが今後どうすればよいのか答えが書いてあるわけではありません。ひとりひとり状況が違うからです。何を大切に思うか、考え方が違うからです。
それでも、行動するための考え方、今後の方針の決め方を紹介します。ノートとペンを用意してご覧ください。
浮気の確証が欲しいという方は、こちらをご覧ください。→浮気の証拠をつかむには?
どう立ち向かえば良いのか分からないという方は、このまま読み進めてください。
「よかった」を探そう
ポジティブシンキングという考え方がありますが、本当に辛いときには無理があります。日本人にはあまり向かない考え方かもしれませんね。
旦那の浮気を前向きに捉えろと言われても、絶対に不可能です。
それでも、落ち込んでいるだけではどうにもなりません。あなたの思いを、ノートに書き出してみてください。
1.目の前の事実に目を向けて、状態を感じる
2.自分が受けた損失、ネガティブな感情をノートの右側に書き出す
3.書きだしたものを見つめる。泣いたってかまわない
4.この中に、「よかった」は無いか?自分に問いかける
5.なんでもいいから、とにかく「よかった」を1つでも見つける
6.見つかった「よかった」を、ノートの左側に書き出す
7.右と左を眺めて見比べてみる
8.どっちの考え方が「自分が幸せになるために必要か」選ぶ
9.選んだ「よかった」を、声を出して読みあげる
10.無理矢理にでも、表情だけでも笑顔にして笑う
「よかった」は必ずある
「浮気されたのに、「よかった」なんてあるわけ無い!」と思うかもしれません。確かにそのとおりです。それでも、「よかった」はあるんです。
どんな些細なことでもいんです。
「夫が毎日家に帰ってくる」「離婚を迫られているわけではない」「隠そうとしているということは、悪いことをしていると思っている」「やり直せる可能性がある」「離婚するかしないかは、自分が選べる」「生活費をちゃんと入れてくれている」「子供のことは大切に思っている」「夫の浮気性に気がつけた」「離婚しても、味方してくれる人がいる」「共働きでよかった」「身体は健康なので、これから働くことも出来る」「大切な子供がいる」「ご飯をたべることができている」「夫が浮気を正直に認めている」「相手が誰だか分かっている」「愛人が5人も6人もいるわけではない」「性病をうつされなかった」「夫と話し合うきっかけができた」「ちゃんとした証拠がある」「まだ夫に疑っていると気づかれていない」「謝ってくれた」「夫が必要ないと気づけた」「騙され続けるよりよかった」「これからでも、人生をやり直すことができる」「今後、辛い思いをしている人の気持ちがわかる」「夜、少しでも眠ることができている」
いかがですか?こんなことでいいんです。いくつかあなたにも当てはまったのではないでしょうか?
「最悪だ」と、「よかった」、どちらも事実なんです。どちらの考え方を選ぶかは、あなた次第です。
落ち込んでも、泣いたっていいんです。どんなに辛いことの中にも、「よかった」があるということを忘れないでください。
※参考書籍:和田裕美「人生を好転させる『新・陽転思考』」(ポプラ社)
メリットとデメリットを比較しよう
あなたへ、いくつもの決断が迫られるでしょう。許すのか許さないのか、離婚するのかしないのか、探偵へ依頼するのかしないのか。
どうするか決められないときは、メリットとデメリットを比較してみましょう。
例えば、「メリット(離婚すべき理由)」と「デメリット(離婚すべきでない理由)」などです。
その行動により、どんな「深刻な問題」を解決できるか(メリット・すべき理由)を書き出しましょう。「顔を見るだけで吐き気がする夫と離れられる」というのはメリットですね。
その行動により、新しく発生する「深刻な問題」がデメリット・すべきでない理由です。経済的な問題などが考えられますね。
また、その選択肢を選ぶことによる「機会損失」についても考えてください。離婚しないというのは、他の人との再婚という機会を損失していますよね。
あえて反論してみる
「たいした問題じゃ無いのでは?」「その方法では解決しないのでは?」「すでにその問題は生じているのでは?」と、自分のあげたメリット・デメリットについて自分でツッコミを入れて行きます。
「離婚すると、父親がいなくなって子供の教育に悪い」と思っていたのに、良く考えたら「浮気のことで毎日喧嘩が絶えないので、子供の教育に悪い」という問題がすでに発生していたなんてことも。また、「子供が転校しなくてはならない」のがデメリットだと思っていたのに、子供自身は転校したがっていたなんてこともあるかもしれません。反論を生き残ったものが、本当のメリットとデメリットです。
ここまで書きだしてみると、メリットしかなかったり、デメリットの方が大きかったりと、自身の状況がなんとなくハッキリしてきたのではないでしょうか。
なかなかリストアップできないという方は、こちらを参考にして下さい。→一般的な離婚のメリットとデメリット
※参考書籍:瀧本哲史「武器としての決断思考」(星海社新書)
最後は自分の気持ちを確認する
メリットとデメリットの比較は、論理的な考え方と言えます。確かに、どちらが有利なのか分かるかも知れません。
それでも大事にしたいのは、自分のの気持ち、感情です。その選択肢についてどう感じるのかを、しっかり確認しましょう。頭で考えたことが、必ずしも正しいとは限らないからです。
その選択肢を選んだ未来に、思いを巡らせてみてください。
うまくいった結果どうなったのかをイメージするのがポイントです。離婚に伴う手続きや話し合いのこと(課程)を思うと面倒ですよね。でも、離婚して自由になった生活を想像したらどうでしょうか?行動して手に入れた結果を想像して、自分の感情がどう反応するかを味わうようにしてください。
1.どう感じますか?
・ワクワクする。やる気になる。
・乗り気にならない。気分が落ち込む。
2.身体はどう反応しますか?
・開放感。身体が軽い。
・胃がキュッとなる。肩に力が入る。
3.視覚的なイメージはわきましたか?
・肯定的なイメージ。明るい感じ。笑顔。
・マイナスなイメージ。×印。暗い。
心がポジティブに反応するかネガティブに反応するかで、やりたいと思っているのか、やりたくないと思っているのかハッキリしたのではないでしょうか?
ここで気をつけなくてはならないのが、実は「恐怖や不安もGOサインである」ということです。ワクワクするときも、怖いと思うときも、どちらもドキドキしますよね。実は恐怖とワクワクはとても近いものなんです。環境の変化に対しては、誰しも恐怖を感じます。感じている恐怖は、ワクワクから来るものかもしれないのです。前向きな緊張なのか、後ろ向きの恐怖なのか、よく味わって感じましょう。
※参考書籍:リン・A. ロビンソン「人生のすべてを決める鋭い『直感力』」(三笠書房)、三宅 裕之「毎朝1分で人生は変わる」(サンマーク出版)
悩みを文章にして書き出すというのは、頭の中を整理したり、気持ちを落ち着かせる効果があります。夫への文句を書き出すだけでも良いんです。朝の落ち着いた時間など、まとまった時間をとってやってみてください。
人生、たとえどの道を選んでも苦労があるでしょう。他人の行動を操ることはできませんが、どの道へ進んで苦労をするのか、あなたは自ら選択して行動することができるのです。
結論を急ぐことはありません。
離婚と再構築とで迷っているなら、こちらにも目を通しておくといいかもしれません。
→離婚のための浮気の証拠のつかみ方
→再構築のために浮気相手と別れさせる