女性のメル友がいる夫を許せない!会わないネット恋愛でも不倫?

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会わなくても不倫?ネット恋愛・メル友

夫がメル友やゲームで知り合った女性と頻繁に連絡をとっているのは嫌ですよね。
FacebookやTwitter、ゲーム内のチャットなどのSNS上でのやりとりも許せない人もいるでしょう。

たとえ会ったことのないネット恋愛でも、浮気だから離婚したいという気持ちも分かります。

それでもまずは落ち着いてください。
夫とメル友の女性がどんなに恋人のようなやりとりをしていても、そこに肉体関係がないなら離婚を請求したり、相手女性に慰謝料を請求することはできません。

会わないネット恋愛は「不倫」ではない

法律で認められている離婚理由のひとつとして、「不貞行為」があります。
この不貞行為というのは、簡単に言ってしまえばセックスのことです。

デートしていようがキスしていようが、法律上は浮気ではないんです。
もちろん会ったことのないメールや電話、Skype、オンラインゲームのみのネット恋愛、バーチャル不倫では、不貞行為とはなりません。

肉体関係が無ければ、たとえ精神的に浮気をしていても一方的に離婚や慰謝料請求はできないのです。

(参考:プラトニックな浮気(不貞無し)で慰謝料請求できる?

別の離婚理由があれば離婚できる

いわゆる肉体関係の証拠がなくとも、「婚姻を継続し難い重大な事由」など不貞行為以外の離婚理由があれば別れることは可能です。
例えば、次のようなケースでは、離婚が認められる可能性があります。

  • 夫が家ではスマホやオンラインゲームばかりで家族とコミュニケーションをまったくとらない
  • スマホゲームへ課金をして多額の浪費を繰り返し、家計にお金を入れない
  • 夫がネット上の擬似恋愛にはまり、夫婦としてのスキンシップを拒否されセックスレス

メル友が直接的な原因でなくとも、このような夫婦関係が破綻しているような状況であれば裁判上でも離婚が認められます。

異性のメル友でも恋愛感情がない場合

友情

異性とやりとりをしているからといって、そこにやましい気持ちがあるとは限りません。
どんなに親しげなメッセージをやりとりしていても、「好きだ」などの直接的な言葉がないなら、単なる友人関係の可能性があります。

ときには、あなたも知らないような話を相談していることもあるでしょう。
ショックかもしれませんが、会ったこともない知らない相手だからこそ話せる悩みもあるんです。

嫌だということを伝えよう

ただのメル友やゲーム仲間であれば、必要以上のやりとりを控えてもらうことができるでしょう。

「あなたが悪い」と責めるのではなく、「私が嫌なんだ」と気持ちを伝えるようにしましょう。

例えば次のように伝えてみてはどうでしょうか。

「たとえ友人でも、異性と頻繁に連絡を取り合っているのは嫌だ。もう連絡をするなとは言わないけど、私のことを思うなら控えて欲しい。」

日常の会話の中で伝えた場合、ちゃんと話を聞いてもらえなかったり聞き流されたりすることもあります。
本気で悩んでいることを分かってもらいたいなら、「大事な話があります。離婚も考えてます。」と言って話し合いの時間をつくりましょう。

ただし、これは100%浮気の可能性がないと確信している場合です。
気持ちの問題ではなく、相手と絶対に会っていない、つまり不貞行為がないならということです。
もしも2人が不倫関係にあった場合、あなたが夫と話し合ったことで不貞行為の証拠を手に入れるのが難しくなってしまうからです。

また、夫は相手のことをなんとも思っていないけれど、相手が好意を持っているというケースもあります。
そういった場合は、強めに夫に釘を刺しておいた方がいいでしょう。

浮気でなくとも、夫が妻の嫌がることを続けるというなら、それはまた違った夫婦の問題です。
正常な夫婦関係に戻すための努力が必要になるかも知れません。

嫉妬しすぎの場合もあります

そもそも常識の範囲内で一般的なやりとりをしているだけなのに、あなたが過剰にやきもちを焼いているケースもあります。
メッセージのやりとりをすべてあなたに見せてきた場合は、本当に単なる知人の可能性が高いです。

第三者の意見を聞くなどして、ある程度は許容するなど歩み寄った方がいい場合もあるでしょう。

あわよくばという下心がある場合

恋愛感情

本当は恋愛感情があるんだと白状する人はいません。
もし下心があったとしても「ただの友達だよ」と言うでしょう。

特に、「俺が信じられないのか!」などと逆ギレしてきた場合は怪しいです。
自分からやりとりの内容を見せてくれることはないでしょう。

こうなってしまうと不倫していた場合は証拠をとりにくくなります。
やはり話し合うのは不貞行為が絶対にないと言い切れる場合に限った方がいいでしょう。

夫が一方的に好意を寄せている場合

あなたの夫がメル友に思いを寄せていても、相手に会う気が無ければ不倫へ発展する心配は少ないでしょう。
とはいえ連絡を拒否していないのであれば、ちやほやされて悪い気はしていないのかもしれません。

夫が相手に執着すれば、ストーカー行為などにエスカレートする可能性もあります。
既婚者であってもストーカー加害者になるケースは多いです。

早めに夫に釘を刺す、様子を見て話し合うなどの対応が必要でしょう。
状況によっては義両親に説教してもらうなども考えましょう。

擬似恋愛を楽しんでいるだけの場合

異性とのコミュニケーションは楽しいものです。
会うつもりがなくても、擬似恋愛で心が潤うこともあるでしょう。

恋愛ゲームやキャバクラと似た、現実逃避のようなものです。

オンラインゲームには結婚システムがあるものもあります。
結婚した方がゲームを有利に進められることが多いです。

もちろんネットゲームで知り合って実際に結婚する人もいますが、多くの人は現実と区別しています。
あくまでもゲームのキャラクター同士の結婚だと分かっています。

それでも、やはりあなたが嫌なら嫌と正直に言った方がいいでしょう。

また、メル友やゲームが夫のストレス解消の場になっているとも考えられます。
夫に対してストレスをかけていないか顧みるとともに、リラックスできる環境を整えましょう。

普段から夫の話を聞いてあげるだけで、自然とメル友やゲームへの依存度が下がる場合もあります。

(参考:夫婦の会話がない?喋らない無口な夫を接待しよう

すでに不倫関係にあることも

不倫カップル

あなたが気づいていないだけで、すでに何度も会っていることもあります。
特に出会い系のサイトを利用していた場合はその可能性が高いでしょう。

怪しい行動があるならスマホチェックも

夫婦間のプライバシーを尊重するのは大切ですが、浮気の疑いが強い場合はスマホをチェックするのもひとつの方法です。
ただし、本当に怪しい行動があって、最悪の場合は離婚する覚悟のあるときだけにしましょう。

軽い気持ちでのぞき見しても、何もいいことはありません。
そしてどんな結果であっても、勝手に見たことは秘密にしておくことをおすすめします。

もし浮気していたら、メールやLINEの画面を写真に撮れば証拠として使えます。
ただしメールはあくまでも状況証拠です。
行為中の写真でもないかぎり不貞行為の決定的な証拠とはなりません。

状況証拠がみつかったら、探偵に相談して決定的な証拠を手に入れることを考えてください。

夫が慎重な性格なら、スマホのロック解除に対してアプリで罠をかけていることも考えられるので要注意です。

(参考:携帯・スマホのロック解除・暗証番号解読方法

不倫でも相手から慰謝料を取れないかも

たとえ夫がメル友や出会い系サイト、ゲームなどで知り合った人と不貞行為を行っていても、浮気相手から慰謝料をとれないことがあります。
それは、浮気相手が夫のことを独身だと信じていた場合です。

その場合は浮気相手としては普通に恋人と付き合っているだけですよね。
つまりは騙された被害者というわけです。

リアルの知人でなければ、嘘をついた方が女性と近づきやすいのも事実です。
特に出会い系サイトを使っている場合は、独身だと偽っているケースも多いでしょう。

ただし、十分に既婚者であると気づくことが可能であったなら、慰謝料請求が認められる場合もあります。

また、浮気相手に責任がなくとも、あなたの夫が不貞行為を行ったのは事実です。
証拠さえあれば、夫に対しては離婚の請求も慰謝料請求も可能です。

最終的には不貞行為の証拠が必要になる

離婚や慰謝料を請求するためには、不貞行為の証拠が無くてはなりません。
いわゆる肉体関係があったと確実に言える証拠、つまりはラブホテルへ出入りする写真などがいります。

ラブラブなメールだけでは裁判で勝てません。

夫の行動をよくチェックして、メル友と会っている疑いが強いならまずは探偵に相談してみましょう。
不貞行為があれば、浮気相手の特定までしてもらうことができます。

(参考:浮気相手はどこの誰?住所を特定する3つの方法

夫が騙されているケースもあります。
直接会ってもいないのに、電子マネーなどを要求されていることも。
いやらしい画像をやりとりした恥ずかしさから支払って泣き寝入りする人が多いとか。
こういった現代版の美人局(つつもたせ)は、相手女性が存在すらしていないかもしれません。

通話したことがないなら、男性が女性を演じていることも。
相手女性が「夫にバレた。慰謝料を払えと言ってる」などと言ってきても、会ってなければ支払う義務はもちろんありません。

夫婦カウンセラーの資格を所有しています。探偵についての疑問や、浮気調査、夫婦関係などについてわかりやすく情報をまとめるよう心がけています。