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心当たりも無いのに、突然の離婚宣言。夫から一方的に離婚を切り出されたらビックリしますよね。
中には義両親からも別れるよう強要されるケースも。あなたが納得でいないなら、素直に応じる必要はありません。
夫から言われた離婚理由が言いがかりだったり、悪いところを直すと言っても取り合って貰えなかったりしたら、何か他にあなたに言えない理由があることも。
本当の理由を隠している?
あまりにも夫の言い分が不自然な場合は、他に離婚を急ぐ理由があるのかもしれません。
一番しっくりくるのが、「他に女ができた」でしょう。
不倫相手から「いいかげん奥さんと別れてよ!」とお尻を叩かれている可能性があります。
「離婚しないなら奥さんや会社に全部バラしてやる!」と言われているのかも。
あやしいと思ったら、実は浮気相手が妊娠していたという例もあります。
■ 夫に浮気の兆候が無いか、良く考えてください。
もしも浮気の事実があったら、それでも夫と離婚したくないでしょうか。高額な慰謝料を請求することもできます。
夫からの離婚が認められるかどうか
離婚するしないで裁判になった場合、次のいずれかを立証できれば離婚となります。
- 配偶者の不貞行為
- 悪意の遺棄
- 配偶者の生死が3年以上不明
- 配偶者が強度の精神病で回復の見込みが無い
- その他婚姻を継続しがたい重大な事由がある
この中で分かりにくいのは、まず「悪意の遺棄」ですね。
具体的に言うと、旦那さんを家から追い出して帰れないようにする、姑と折り合いが悪いからとずっと実家にいる、専業主婦なのに家事をしないなどが悪意の遺棄に当たる可能性があります。
本当に裁判になれば、悪意の遺棄だけでなく、それも踏まえた「その他婚姻を継続しがたい重大な事由」として争われることが多いです。
離婚申し立ての理由としては、「性格の不一致」が一番多いですが、それにより結婚生活が破綻していれば、婚姻を継続しがたい重大な事由となります。
旦那さんは、あなたの重箱の隅をつついて何としても離婚しようとするかもしれません。
あなたに悪いところは無いか確認してみましょう。
- 浮気はしていませんか?
- 積極的に家事や育児をしていますか?
- 夫に暴力を振るったり暴言を吐いたりしていませんか?
- あなたが性生活を拒んで、セックスレスになっていませんか?
- 浪費癖やギャンブルなどが原因で借金をしていませんか?
以上は例ですが、要するに、結婚生活を継続するための努力をしていますか?
もしあなたに悪いところがあれば、離婚調停で離婚が認められる可能性があります。
あなたに自覚が無いだけで、旦那さんを苦しめてきたのかも知れません。
もしくは、どうしても離婚したい夫が、小さなことを大げさに言うこともあるでしょう。最悪、ねつ造してくるかもしれません。
また勝手に離婚届けを出されても大丈夫なように、離婚届の不受理申出を役所に提出しておきましょう。
■ 別居はちょっと待って!
とりあえずお互いに頭を冷やそうと言って、別居を提案されることも。
それは夫の作戦かもしれません。別居が長引くと、裁判離婚も可能になるので注意して下さい。
本当に心当たりが無い場合
あなたに離婚されるような理由が無い場合、夫はこう言ってくるかもしれません。
「お前に悪いところは無い、俺の気持ちが変わっただけだ。本当にすまない。」
頭を下げて、とにかく離婚したいと言い続けるケースです。
本当に夫の心が変わってしまったのなら、残念ながらそれを取り戻すのは難しいでしょう。
十分な慰謝料と多めの財産分与を受け取って別れるのもひとつの選択肢です。
少しでも不自然な点を感じたり、夫の言い分に納得できないなら、1人で悩まずに必ず専門家に相談してください。
離婚問題は、しっかりと準備をした方が勝つと考えてください。夫の言いなりにならないようにこちらも備えましょう。