言い逃れできない浮気の証拠写真の撮り方

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証拠写真の撮り方メールやLINEで浮気が発覚することは多いですが、スマホから得られる情報の多くは、状況証拠にすぎません。言い逃れができてしまうからです。裁判でも認められるためには、確実に不貞行為を示すことができる証拠が必要になります。

最も有効な証拠写真は、ラブホテルへ2人で出入りするときの写真です。すんなり慰謝料を手に入れたり、浮気相手と別れさせるためには、どんなことに気を付けて浮気写真を撮影すればいいのか紹介します。

証拠写真の疑問点

・基本的な撮り方、注意点
当たり前ですが、一番大切なのは誰が写っているのか分かることです。画質が荒く不鮮明、暗くてよく見えない、後ろ姿で顔が写っていないなどの画像では、証拠として使うことはできません。近づいて撮ることは難しいので、ある程度離れた場所から撮影することになります。夜で暗いことも考えられます。スマホや携帯、古いデジカメ、安いデジカメなどでは十分な画質が得られないでしょう。
できれば、夜間でも綺麗に撮れる高感度対応で、離れていてもズームで寄れるカメラを用意しましょう。手持ちのカメラがあるなら、一度テストしてみてください。

・キス写真やツーショット写真は証拠になるの?
ツーショットキス現場の写真だけでは、不貞行為の証拠とはならず、基本的に離婚も慰謝料請求もできません。不貞行為とは、いわゆる肉体関係のこと。キス写真で証明できるのは、キスだけです。

行為中の写真があれば間違いありませんが、現場に踏み込みでもしない限りまず撮影不可能です。そこで必要とされるのが、行為があったと推認させる証拠です。

具体的に必要なのは、ラブホテルや相手の部屋へ入るところの写真と、しばらくしてから出てくるところの写真をです。プラトニックな浮気に対して慰謝料が認められた判例もありますが、例外と考えた方がいいでしょう。

・デジカメの証拠能力は?
デジタルカメラの画像は、合成などの加工によるねつ造が、フィルムに比べて簡単です。そのため、信頼性がフィルムよりは弱くなってしまいます。証拠能力を上げるためには、できるだけ連続でシャッターを切るようにしましょう。
ホテルへ出入りするときだけでなく、尾行中もどんどんシャッターを切りましょう。何枚でも撮れるのはデジカメの強みです。証拠が写真一枚しかなければ、合成だと言いがかりをつけてくるかもしれませんが、ずっと連続で撮っておけば文句のつけようがありません。

できれば動画もあれば完璧です。プロの探偵の場合は、基本的に動画で撮影することが多いです。動画なら、車へ乗り込むところが撮影できていれば、そのままラブホテルへ入っていくところまでノーカットで写せば十分な証拠になります。

・日時の証明はどうする?
まずは、カメラの時間設定をちゃんと合わせておきましょう。しっかりと撮影できていれば、撮影日時が争点となることはないでしょう。心配なら、Exifデータ(カメラの機種や撮影日時、設定などが保存されているデータ)をプリントしておけばいいでしょう。
どうしても日付を確実に立証したいなら、その日の新聞を写しておけば、その日以降であることの証明になります。そして撮影後に、メールで画像を転送しておけば、送信日時よりも前に撮った画像であると言えますよね。

・シティホテルやビジネスホテルの場合は?
ラブホテルの場合は、建物への出入りを撮影できれば、不貞行為が行われたと認められます。シティホテルやビジネスホテルの場合は、ホテルの出入りだけでは証拠として弱いです。仕事の打ち合わせで使っただけかもしれませんし、泊まったとしても別々の部屋かも知れません。探偵の場合は、同じ部屋へ入る場面を撮影します。必要であれば、隣の部屋を確保して張り込むこともあります。
そこまでできない場合は、他の状況証拠を積み上げるしかありません。食事やデート中の写真もあったほうがいいでしょう。腕を組んだり、手をつないだり、キスをしているところが撮れれば、不貞行為があったことの後押しとなります。

・一回撮影すれば十分?
実は、一度の不貞行為だと、裁判で離婚原因として認められない可能性があります。できれば複数回の証拠をおさえてください。一度しか立証できなければ、慰謝料を請求できても低額になるでしょう。継続して交際していたという他の証拠があれば、一度の写真で十分な場合もあります。
本当はずっと浮気していたのに、一度の過ちだと嘘の言い訳が通用しないようにしたいですね。
(参考:不貞行為って?一回だけの浮気は離婚できない?

もしも、たまたま浮気現場に遭遇したような場合には、携帯・スマホで動画を撮るのもいいでしょう。自分が友人と一緒だったら、その友人にも写真を撮ってもらいましょう。動画を撮りながら突撃したという方もいます。

・浮気メールも撮っておこう
携帯メールだけでは、浮気の決定的な証拠にはならないでしょう。「ふざけていただけだ」などと、いくらでも言い訳ができますよね。
でも、その他の状況証拠と合わさることで、言い逃れができなくなります。浮気メールを発見したら、その携帯画面を撮影しておきましょう。スクリーンショットよりも、スマホの画面を撮影したほうがいいでしょう。

携帯画面を撮影する注意点

  • どこで撮影したかわかるように周りも写す
  • 誰の携帯・スマホなのかわかるように傷などを写す
  • メールアドレスや送受信日時もちゃんと入れる
  • 複数枚になっても全文を撮影する

動画でも撮っておくと、すべてクリアできます。
ただし、メールだけで離婚したり、慰謝料を請求したりするのは難しいです。ホテルの出入り写真と合わせて、状況を補足するものとして考えましょう。

本当に自分で証拠写真を撮れますか?

機材の問題、尾行の問題、張り込みの問題など、素人が証拠写真や動画を撮影するのはかなり難しいということが分かったと思います。
ましてや相手が車で移動している場合、1人で尾行しながら撮影するのは不可能です。ホテルへ入る2人を目の前にしながら、証拠を押さえられなかったらどんなに悔しいでしょうか。

もしも浮気する日を予測できたなら、自分で尾行しようと思わずに専門家である探偵に必ず依頼してください。大手の探偵事務所であれば、翌日であっても依頼可能です。原一探偵事務所の場合は、当日でもスケジュールの都合が付けば調査を請け負ってくれます。

本気で解決したかったら、必ずプロに頼んでください。一日だけなど、ピンポイントで頼めばかなり安く済みます。

夫婦カウンセラーの資格を所有しています。探偵についての疑問や、浮気調査、夫婦関係などについてわかりやすく情報をまとめるよう心がけています。