息子の嫁や娘の夫の浮気調査は依頼できる?

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息子夫婦の浮気調査

浮気調査を依頼するのは、浮気されている当事者ばかりではありません。
別居している姑や舅が、子供夫婦に黙って探偵に相談するケースが増えてきています。

同居や二世帯住宅なら、なおさら嫁(息子の妻)や、婿(娘の夫)の怪しい行動に気づきやすいでしょう。兄弟姉妹などが本人の同意なしに内緒で素行調査を依頼することもあります。

調査を依頼するときには、こちらの身分証明も必要です。
免許証や住基カードなどの身分証の提示はもちろん、調査対象者との関係も証明しなくてはなりません。

同居していない別世帯でも、息子の嫁や、娘の旦那の浮気調査なら、ほとんどの探偵事務所で調査を引き受けてくれます。

正当な理由があれば調査可能

まっとうな探偵は、正当性の無い依頼は引き受けません。
もしも犯罪行為に加担したとなれば、営業停止や廃業となってしまう恐れもあるからです。

子供夫婦の浮気調査や素行調査などは問題ないでしょうが、男性からの「女性の所在を探してほしい」という相談には慎重になります。

ストーカーなどの犯罪に利用されるケースがあるからです。
実際、2011年11月に起きた「逗子ストーカー殺人事件」では、被害者女性の住所を、犯人である男性に教えたのは、とある探偵事務所でした。

DV被害にあっているお嫁さん探しはNG

DV

配偶者間の暴力は犯罪です

ストーカーと同じように、妻に暴力を振るうDV夫からの人探しもNGです。
息子から頼まれて、嫁(息子の妻)の居場所をみつけようとしていませんか?
息子があなたに嘘をついている可能性もあるんです。

調査会社には、出て行った妻を探して欲しいというDV夫からの依頼がよくあるそうです。
どこのDVシェルター(保護施設)にいるか探しだして欲しいというものです。

もちろん普通の探偵は断ります。
すると、DV夫は別の探偵へ嘘をついて依頼するんです。
「妻が浮気をして他の男の所に行ってしまったようだ。居場所を見つけ出して欲しい」と。

多くの探偵は相談を受けるうちに、嘘に気づいて調査を断ります。
まれに演技がうまくて、嘘を見抜けずに引き受ける場合もあります。

ですが、調査を開始すれば、対象者がDV被害者であることはすぐに分かります。
そうなれば当然、夫へ妻の情報を渡すことはありません。費用も戻らないことが多いでしょう。

あまり考えたくありませんが、あなたが息子に嘘をつかれている可能性が無いか、念のため確認しておくといいでしょう。

差別に繋がる身元調査はNG

結婚するに当たって、婚約者の身辺調査を行うケースがあります。
昔は「聞き合わせ」といって、姑さん自らがお嫁さんの実家のご近所で評判を聞いて回る風習も一般的でした。

現在でも結婚調査・婚前調査といって、婚約者の身辺や素行を調査会社に調べてもらうこともあります。

ただし、「探偵業の業務の適正化に関する法律」によって、差別に繋がる調査はできないことになっています。
日本調査業協会の倫理綱領でも「部落差別調査を行ったりしてはならない。」と定められています。

息子・娘に内緒で依頼する場合の注意点

金銭的な面などから息子や娘に頼まれて調査依頼をするケースもあれば、煮え切らない子供の態度にしびれを切らして自ら探偵に依頼をするケースもあります。

息子に内緒で、勝手に浮気調査を頼む姑もいます。
兄弟、姉妹を心配して義妹や義兄の浮気調査を依頼する人もいるでしょう。

当事者に秘密で依頼する場合は、調査対象者の情報がどうしても少なくなってしまいます。
同じ家で同居しているならまだしも、一緒に暮らしていないなら、外出時間などの情報を把握するのは難しいですよね。

そうなると、探偵は少ない情報で調査をしなくてはならず、時間も費用も無駄にかかってしまいます。
できれば当事者である息子(娘)の同意を得て、調査対象者の行動情報を把握して依頼するのがベストです。

怪しい日時が分かっていれば、一日の調査で十分な証拠を得られることも多いです。
一日で10万円の費用だとしたら、十日調査したら100万円かかってしまいます。
少しでも安く済ませたいなら、当事者の協力が必要です。

遠い親戚や赤の他人の浮気調査は?

プライバシーの侵害だと思うでしょうが、正当性があり、犯罪に繋がる可能性が無ければ、赤の他人からの依頼であっても引き受けてもらえることもあります。

ただ、どうしても当事者である配偶者に内緒で調査しなくてはならない理由があるでしょうか?
理由が無ければ、探偵から「では、ご本人から相談に来るようにお伝えください」と言われるのがオチです。

もちろん当事者の同意があれば、親戚や他人であっても依頼人になることはできます。
調査会社へ一度相談してみるのがいいでしょう。

探偵が、この依頼者は信用できないと感じた場合は、やたら高額な見積もりを出したり、成功率が低いと言ったりして、わざと断られるように仕向けることもあります。

基本的には息子(娘)さんの同意を得てから

親として心配なのは分かりますが、これは息子夫婦(娘夫婦)の問題です。

普段から過干渉になっていませんか?
子どもに愛情を注ぐことは悪いことではありませんが、お子さんもすでに大人です。

二世帯住宅なら、勝手に息子世帯の居住スペースに入っていませんか?
近距離別居なら、アポ無し訪問や頻繁な呼び出しをしていませんか?
相手の意見を否定して、自分の意見を強引に押しつけていませんか?

息子さんやお嫁さんのことが気になりすぎるのは、暇な時間が多いのかもしれません。
自分の趣味をみつけるなど、他に熱中できることを探すのもいいでしょう。

本当にお嫁さんの怪しい行動が目立っているとしても、息子さんに話を聞けば誤解だと分かるかも知れません。
それでも浮気の疑いが濃厚なら、「もし探偵を雇うならお金の援助をする」と伝える程度がいいでしょう。

もしあなたに過干渉の自覚が少しでもあるなら、勢いに任せて行動するのは控えた方が懸命です。
行き過ぎた行動は息子さんからも愛想を尽かされるかもしれません。

「もう我慢できない!」と、行き先も告げずに遠くへ引っ越していってしまってからでは遅いです。

まとめ

  • 姑や舅からの調査依頼は受けてもらえる
  • 依頼内容に嘘があると探偵にすぐバレる
  • 当事者の協力が無いと費用が高くなる
  • 過干渉の自覚があるなら行動は慎重に

浮気の疑いが濃厚なら、やはり浮気されている本人からの情報提供が欲しいところです。

ただ、嫁の怪しい行動を息子に伝えると、息子が嫁を問い詰めてしまうこともあります。
そうなると証拠を押さえるのは難しくなるでしょう。

息子に黙って勝手に調査したことが功を奏して確実な不倫現場を押さえることができたというケースもあります。

自分の子供の性格を考えて行動する必要があるでしょう。

夫婦カウンセラーの資格を所有しています。探偵についての疑問や、浮気調査、夫婦関係などについてわかりやすく情報をまとめるよう心がけています。