弁護士への浮気相談では、不倫相手と別れさせ関係を修復したいという人が多数派です。
子供のため、経済的な理由、世間体、いろいろな理由がありますが、再構築を望む人はとても多いんです。
配偶者(夫・妻)とやり直すためにとんなことができるのか見てみましょう。
浮気相手に内容証明を送って警告する
「今後も不倫を続けるなら、慰謝料を請求します。」という内容の文書で内容証明を相手に送ります。
浮気相手が軽い気持ちだったなら、これだけで解決できることも多いです。
弁護士に頼まなくても内容証明は送れますが、文章の書き方や送り先によっては名誉毀損や脅迫などで逆に訴えられる可能性もあるので注意が必要です。
浮気相手と直接接触することは、思わぬトラブルを招くことにも繋がります。
弁護士や行政書士などの第三者に頼んだ方が間違いありません。そして弁護士の名前が入っていると、こちらの本気度が伝わるという心理的な効果も。
ただし、これで必ず解決できるわけではありません。浮気の証拠が無ければ、ただの友人だと言い逃れしてくる場合も多いです。内容証明は、浮気相手に対しての宣戦布告だと思った方がいいかもしれません。
浮気相手が素直に謝ってきた場合は、「再度交際した場合は、500万円支払います」などの誓約書を書いてもらうことで、今後の予防にするといいでしょう。
裁判所に夫婦関係調整調停(円満)を申し立てる
夫婦間の話し合いで折り合いが付かない場合に、第三者が入ってくれる調停を行ないましょう。
調停というと、離婚の話し合いを行うものだと思われがちですが、離婚調停だけでなく、円満な夫婦関係を取り戻すための調停もあります。それが、いわゆる円満調停です。
ただし、裁判所がこうしなさいと命令をしてくれるものではありません。夫婦がお互いに話し合って納得した内容を調停調書にまとめるというものです。
あくまでもこちらからのお願いベースであるということを理解しておきましょう。
義両親を味方に付ける
夫(妻)の両親に相談して、本人を説得してもらうという方法もあります。
と言っても、親は自分の子供のために行動するもの。浮気相手と別れるのが本人のためだと分かってもらいましょう。
「悪い女に騙されて、○○さんがかわいそうなんです…」というスタンスがおすすめです。また、配偶者との間に子供(義父母にとっての孫)がいる場合は、孫にとってどうするのがいいのかを考えてもらいましょう。
普段から良好な関係が築けているかなども関係してきます。まともな義両親ならきっと味方になってくれるでしょう。
浮気相手の両親に連絡する
不倫相手の実家を巻き込むことで、事態が進展することも多いです。特に相手が若い女性の場合は、両親が別れさせることも。
相手の住所・氏名が分かっていれば、弁護士なら住民票から両親の住所も探せます。
浮気相手が既婚者だった場合、その配偶者に教えるという方法もありますが、この場合はあなたの配偶者が慰謝料を請求される可能性が高くなります。
再構築を目指す場合は、家計に影響するので良く考えましょう。
会社の上司に相談する
旦那が会社の部下に手を出した場合などに使える方法です。
ただし、会社によって対応は大きく別れます。
プライベートには介入しないケースもあれば、積極的に別れさせてくれることもあります。
昇進などで不利になる、会社に居づらくて辞めてしまうなど、今後の結婚生活を考えると大きなデメリットもあります。
やっぱり必要なのは浮気の証拠
そもそも、これらの方法を行うにしても、浮気をしていたという証拠が必要です。「した」「してない」の水掛け論では話が進みません。
笑えない話ですが、本当にただの勘違いだったという場合もあるんです。
また、そもそも浮気相手がどこの誰なのか分からないケースも多いです。
興信所を使ってでもハッキリ特定しておかなくてはなりません。
また、今は許したつもりでも、浮気のことがフラッシュバックするなど関係修復がうまくいかずに、後になって別れたいと思う人も多いです。
このとき、過去の浮気の証拠があれば、慰謝料を請求することができます。(基本的に不倫を知ってから3年で時効になるので注意)
後になってから、昔の物的証拠を見つけるのはまず不可能です。今は離婚するつもりがなくても、証拠は絶対に手に入れておきましょう。
証拠集めは必ずプロの専門家に頼んでください
自分で下手に調査すると、相手に警戒されてしまいます。
プロの探偵でも、警戒している相手から浮気の証拠をつかむのは難しいんです。
自分で尾行したり、友人に頼んで調査するのではなく、必ず興信所に依頼しましょう。
弁護士も興信所が紹介してくれるので安心です。
どこの探偵に頼めば良いか分からない人は、こちらをご覧ください。
全国対応でおすすめの大手探偵社・興信所まとめ
※別れさせ屋はダメ? 探偵会社の中には、別れさせ工作を行なっているところもあります。
異性を近づけるいわゆるハニートラップが主な方法ですが、何百万と費用が高額なためトラブルがつきものです。
当然、別れさせ屋に依頼していたことが相手にバレるというリスクもあります。また、工作員が違法行為を行なった場合、共犯者とみなされる可能性があります。
こういった工作を提案してくる探偵業者に依頼するのは、おすすめしません。